2月26日まで、生徒のオーディション合格祈願として禁酒する事にしました。
(えーっ!まだ新年会もあるし、公演もあるし、打ち上げもあるし!)と悩んだのですが。
村田先生は生徒と一緒に夜19時以降は一切炭水化物を口にしない(低インシュリンダイエットっていうんですかね。)を2月26日までやります。
で、白井先生は?という事で酒を一切飲まないという事にしました。
もちろん、私が酒を飲まないからといって彼女がオーディションに合格するわけではありませんが、苦しいダイエットを応援する立場として、やってやれない事はないぐらいの苦労なら、一緒に共にしようじゃないの。と思ったわけです。
てなわけで、宣言はしないと実行できないので、2月26日まで私は禁酒しておりますので、私にお酒を勧めないで下さい。
よし、頑張る!!
先日、「アイドルが丘」「赤頭巾と健康」などで、有名な井上涼くんがスタジオに遊びに来てくれました。
んでもって、自身のブログに私のクラスを体験レポートしてくださいました。http://penerop963.exblog.jp/14531264/途中の挿絵とか、絶対似てないのに、私の雰囲気が醸し出されているあたりが、非常に気に入ってます。
涼くん、見かけも表現も奇抜ですが、ものすごい真面目な方です。すごく真摯に取り組んでくれました。
いや、本当のアーティストってものすごく真面目に新しいものを取り込もうとするんですよね。そこに、次のアートの可能性を見てるというか。ヤノベケンジさんも学生に混じって、誰よりも真剣に小池さんのワークショップを受けていたと聞きます。
この真摯さは見習うべきところですね。私のクラスにも初心者も含めていろんな方が来ますが、続けられる人っていうのは、この真摯さが違います。今できるかどうかじゃないんです。
私のクラスは初心者クラスなのですが、けっこう頭使います。「難しい」という方もいます。そこが壁になる人は早々にやめるからいいのですが。
「難しい」を乗り越えないと上達なんてしない。一つ一つのことは実はそんなに難しくはないのですが、組み合わせると「難しそうに見える」そこで、考える事を全部拒否しちゃうのか、できる事を見つけ出すのかでその差は歴然としてきます。
よく、「どれぐらいやれば、踊れるようになりますか?」「今から始めても踊れるようになりますか?」とよく聞かれる事があります。でも、ぶっちゃけ本人の努力と理解力なので、何とも言えません。40過ぎからはじめて、今トウシューズに加担に挑戦してるマダムたちもいるし、75歳でドンドン上達してる方もいれば、20代でも身体が固く、根気もなく全然続かない人もいます。始めて2年ぐらいでトウシューズに挑戦できるマダムだっているんです。
「ほんとうに生きるというのことは、いつも未熟なんだという前提のもとに平気で生きることだ」と岡本太郎はいいます。
「できないのが、あたりまえなんだから頑張らなくっちゃ」
という考えの人は伸びます。
涼くん、それを多分わかってます。一つもリタイヤする事なく、挑戦してる姿に「むむ、こいつやるな」と感心させられました。
今日は村田ダンススタジオの姉妹校(?)の(村田先生の妹さんが主催している)青木バレエスタジオへゲスト講師としてお出かけしてきました。
えへへ、ゲスト講師なんていうと小っ恥ずかしいですね。まあ、臨時で1クラスやらしていただいただけですが。
小学校高学年から、大人まで。総勢20人ぐらいだったかしら?みんな私とは初対面なので、多少緊張した面持ちでしたが、熱心にレッスンに取り組んでくれました。
日本のこのバレエ熱はある意味、異常です。海外だったら、プロになるわけでもない高校生以上の人たちが、舞台に立つ為にレッスンに励んでいるなんて、あり得ない事だと言われています。
でも、私はいい事だと思うのです。身体を使っての表現は人間を成長させるし、様々な感性と智力を必要とします。それだけに、バレエの教え方も欧米とは違うスタイルを取る必要があるのではないかと思うのです。
欧米の先生はとてもドラスティックです。プロになる資質のない人に教えてもしょうがないと思っている人が殆んどでしょう。
だって、必要ないですからね。「なら、やらなきゃいいのに」と思うのに、みんなこぞって日本で仕事をしたがる。お金稼ぎが前面にででいるあたりに私はつい嫌悪感を抱いてしまいます。メソッドがどんなに素晴らしくても奪い取るつもりで、講習受けないとさらりとお金持っていかれるだけになってしまう。いや、本当に注意が必要。
そんなこんなで、どうやったら感性を磨けるか?感覚を開けるか?思考を育てられるか?見せかけの美しさだけでなく、本人の美しさをひきだす踊りにする事ができるか?そんな事を考えながら、レッスンに臨んでいます。
「想いは伝わる」私はそう信じてます。だって、表現も同じ事ですから。
もちろん私が1回教えたぐらいで上手くなったりしません。身体はそんなに単純ではありません。でも、意識が変われば踊りは変わります。そんなものなのです。
青木先生からも「是非また来て下さい」と言っていただけました。想いを共にする方と仕事ができる私は幸せ者です。草の根運動かもしれないけど、確実にいいダンサーは育ってます。
後は場所づくり。場所づくり。
先日村田ダンススタジオは10周年記念の発表会を終えました。正直「えっ?もうそんなになるの?」という思いと「えっ?まだ、それだけ?」という思いの半々ぐらいです。あまりに夢中で時の経つのも忘れた。というのもうそではないし、10年ではやりきれないぐらいの濃い時間を過ごしたというのも事実です。
10周年という事で、Aクラスの生徒たちから記念品とお手紙をもらいました。

たった4人から始めたAクラスは今や21人になりました。著しい程の成長ぶりに時の重さを感じずにはいられません。バレエが上達したのはもちろん先日の発表会で観せてもらいました。それだけでも充分だったのに、もらったお手紙には一人一人が自分の言葉でこの10年間の思いを綴ってくれている事に人間的な成長を感じずにはいられませんでした。
「最初、白井先生のレッスンは厳しくて、難しくて、怖くて。優しい、村田先生のレッスンとは全然違った。でも、先生が教えてくれる事を一生懸命やったら、踊れるようになったの。先生のレッスンが大好き」と言ってくれる子。
また、今回の発表会を最後にやめる子たちもいます。でも、みんなバレエが嫌いでやめるわけじゃない。受験だったり、就職にむけてだったり。でも、みんな言ってくれるのは「私は自分で選んで、いっときバレエを離れるけど、ここで学んだ10年間があるから、私はどこへ行っても頑張れる。必ず戻ってきますから。」と言ってくれる事。
(そうだよ。ここは貴方のホームグラウンドなんだから、いつでも戻っておいで。バレエは一生続けられるあなたの財産なんだよ。どんな時にもバレエは貴方を支えてくれるはずだから)
「先生にはバレエ以上のたくさんの事を教えてもらった。私は何でもできると思う。」
そう、胸をはって生きていける強さを身につけてくれた貴方たちを本当に誇らしく思う。
貴方たちがいてくれたから、私も先生として成長する事ができたし、こんな場所を作ってくれてる村田先生には本当に感謝。
「バレエだけ教えてれば、こんなに楽な事ないのにね。」
と村田先生と2人頭抱えてた時もあったけど、やっぱり私たちのやってきた事は間違いじゃないと確信できたよ。
「バレエを通して人間を育てる」
たいそうな目標かかげてやってきたけどやはり人間は場に育てられるのだという気がしている。4人から始まったAクラス。抜けてしまった子もいたけど、貴方たちがチビちゃんたちのいいお手本になって、同時に彼女たちを育ててくれる事も担ってたんだよ。10年続けるってなかなか出来る事じゃない。
私はいい先生じゃないかもしれないけど、貴方たちに囲まれているから「幸せな先生」であるとはいえるかな。
みんな本当にありがとう!
何か今週は涙腺ゆるいなあ。
今週、なんだかセミナーづいてます。とてもお勉強していて、何だかいい事をしているような錯覚に陥ります。勉強はアウトプットして初めて身になるからね。お勉強する事に楽しみを見いださないようにしないとね。
さて、今日は下肢(膝からつま先まで)です。このセミナーも全4回。最終回となりました。下肢(膝からつま先まで)はダンサーの怪我が一番多いところです。訓練である程度は予防できますが、ジャンプなどの大技はやはりリスクのある動きです。素晴らしいフォームで高くジャンプする人ほど、そのリスクは大きくなります。正確にやっていれば怪我をしないなんて事はありません。ダイナミックな技はそれだけ、筋肉や関節に負荷がかかりますからね。使い方というだけでなく、ケアの重要性も見落としてはなりません。
はたからみたら軽々とやってるように見える動きもかなりの筋力によって支えられています。(まあ、軽々とやっているように見えなきゃ困るけど。)ダンスは見せるものです。体操などのように技に点数が付いてるわけではないので、テクニックと身体の問題は以外と軽視されている部分があるような気がします。でも、身体あっての心だからどちらも大切。
最後の全員でのディスカッションでは自分の生徒の話しを例に出して(18才なので、アマチュアからプロへの移行期)どんな事に気をつけたらいいか?という事をお聞きして、いろいろと参考になりました。
せっかくなので、今日のセミナーをマインドマップでメモしておきました。
まだまだ、描くのに時間かかるな。でも、復習しながら描いているので理解が深まってすごくいいです。
そして、そんな作業をしていたら
「朗報」
そのまさに相談をしていた彼女が、いま来日しているABTの公演「ドンキホーテ」にて、ドルシネアの幻影役に抜擢されました!イェーイ!!
エキストラでもABTのダンサーに混じって東京文化会館の舞台に立てるなんて凄いじゃん。と言っていたのですが、役付きになれるなんて!
もちろん踊りらしい踊りがあるわけではないでしょうし、顔もわからないでしょう。でも、その役を演れるのは1人なわけです。その一人になれるのは貴重な事です。ABTの芸術監督があみだでキャスティングするとも思えないし。そもそも、エキストラの子たちでさえみんな容姿の綺麗な子ばかり集めてるわけですから。中にはドイツのコンクールで優勝した子も混じってます。
運も実力のうち!
私も勉強する気満々です。
彼女が、長く舞台でその華を咲かせられるように、支えていきたいとおもいます。
あっ、映画のことじゃないですよ。swan lakeの中のblack swanを私の生徒がちょっとオーディションで踊るというので、今朝ちょっとみていたのです。
踊りは当たり前だけど、心がでてきてしまいます。1年前にも同じ踊りを踊っているのですが、あのときはやはり恐れを知らないこどもだったのでしょう。本当に魅惑するようなblack swanを踊りました。
テクニックは1年前よりもずっと良くなっています。ただ、思春期なのでちょっと太りました。そして、一番の大きな問題は人生初の挫折を経験したことでしょう。
black swanはどうしても強さが欲しい。全てを手に入れたい欲求の強さとか。誇り高き心とか。
表現できるタイプではあると思うのだが、今は完全に役に負けている。何が不安なの?と聞いてもただ泣くばかり。
「オディールはどんなミスをしても泣かないと思うよ」
支えてやりたいし、守ってもあげたいとも思う。でも、結局自分の人生だからあなた以外の人にあなたの人生は作れない。自信が持てるように一つ一つの技を正確にやらせられるよう、ひたすら見守るぐらいしか私にできることはない。非力なもんである。
いや、信じてあげることはできるかな。
1度や2度の挫折なんて、たいしたことではない。オーディションで気に入ってもらうことが全てじゃない。
自分の理想のオディールを作り上げることのほうがこの先はるかに役にたつし、ダンサーとしての生きがいになる。目先のことなど気にするな。自分の作り上げたい踊りのために踊れ。点数稼ぎの踊りなんざくそくらえだ。
受験指導とかはまったくできないだめ先生である。
泣き顔からくすりと笑った。2回目の踊りは少し感情が出てきた。彼女らしい踊りになってきた。「なんだ、やりたいこといっぱいあるんじゃん。」ただ、ミスするところは同じ。その場所にいくととたんに顔が緊張する。
テクニックたたきあげよう。100発、100中にすればいいんでしょ。「白井さち子の指導力をなめるなよ」と生徒を置き去りに、勝手にやる気になる先生なのだった。
最近幅広い年齢層の方々に教える機会があって、いろいろ考えるきっかけをいただいてます。
ダンスだと手っ取り早いのは「できる」「できない」という価値観。年齢に関係なく、上達の早い人、遅い人というのは確実にいます。
この違いってなんだろう?とよく思うのです。
1)素直な人
まず、言われたことをとにかくやってみる。行動にうつしてみることができる人。
2)何故必要なのか?どうしたらできるのか考えられる人。自分のゴールを持ってる人。
この2つがある人は「上達の早い人」です。順番覚えが悪くても「どうやったら早く覚えられるのか?」と考えて、解消するためのアイデアを出してくる人は結果的に早くなります。身体が硬くても、「どうやったら柔らかくなるのか?」と考えて、常に行動を起こしていれば柔らかくなります。
これ、やはり2つ必要なんですね。素直なだけでも、自分がどこへ向かっているのかの目的がないと、迷路に迷いこんだようになってしまい、結局自分を扱う事ができません。
逆に目的だけあっても、自分のやり方に固執するあまり、人の話しが聞けません。今までのやり方でうまくいってないなら、変える必要があるとおもうんですけどね。
もうこうなると、先生なんてやる事限られてきます。
本当に差はここだけなんじゃなかろうか?と私は思ってます。伝えていくって難しいなあ。良かれと思ってこちらが言っても信じて行動してくれなきゃなんにもならない。
普段の生活でもそうだよな。これでいいと思っている人は後退していくだけ。(時間に取り残されていくという感じか?)
あと少し、あと少しの努力を重ね、創造していくヒトが本当は幸せになれるんだろうな。
まあ、自分にも言ってる。信じる人間と目的を間違えない事。
信じてもらえる人になるようもっと勉強して精進しなきゃな。
肝に命じて生きなきゃな。
最近人の成長に触れる機会が多い。人が成長する時間はまちまちである。もうこれは待つより仕方がない。文字通り、「川を押すことはできない」
無理におしながそうとすれば氾濫し、良かれと思ってせきとめれば枯渇する。時期とタイミング。もうこれはまさに運命。
今日観てきた舞台は「えっ?こんな踊りができるんだ。」とちょっとはっとした。そういう事をやりたい願望は昔から見え隠れしていたけど、「何か選んでる方向違うんじゃない?」と思う節もあった。でも多分いろんな経験を経て、ここにたどり着いたのだろう。
高校の頃海外のバレエ学校に合格しながらも親の反対で留学出来なかった子がいた。親を説得する事も出来ず、泣く泣く日本の大学に進学した。「もうこれでダメになっちゃうのかな〜」と心配していたけど、見事な存在感を示して、今コンテンポラリーダンサーとして頑張っている。
かと思うと、先日オープンクラスで10数年ぶりに出会った子は、よくもまあここまで上達しないもんだと驚くほど変わってない。踊りには本人の思考性が現れる。ここまで頑なに自分を変えないのもある意味すごいと関心してみたり。
結局、人には器があるのだ。どんな困難があろうと突破口を見つけられる人間は出来るし、出来ない人には出来ないのだ。見つけられた人はその器なりの高みにまではいける。成功の基準は人によって違う。特にバレエダンサーを目指してる子には何とか早い時期に大成させたいと、「川を押そう」としてしまう。でも自然の流れに逆らう事は出来ない。自分の望むゴールを押しつけてはならない。能力以上の事は要求出来ない。ロバが旅にでてもウマになって帰ってくるわけではない。
はあ、自分の非力さを思う。本人の「本気を引き出す」事と「突破する為の知恵」そして、必ず行動の決定は自分で。そして全ての準備も自分で。
はあ。見てるのってつらい。
本日芸術家の薬箱のセミナー「ダンス教師なら知っておきたい身体のしくみ」の第2回目のテーマは「上半身」です。
講師はお茶の水女子大学 大学院の教授、水村真由美先生です。
こういうセミナーで面白いのは構造や使い方は勿論の事、大学院などでの研究データなどが聞ける事です。一般の私たちが、多くのモニターを集めて検証するなんて不可能ですからね。
面白かった事
バレエダンサー(中級レベル)の肩関節周りと腕の筋肉量は一般女性(運動習慣のない成人)とほぼ同じだという事。
これが、アメリカやヨーロッパ辺りに行くと、全然ちがうのですが。
日本はもともと「鍛えて、踊る」という発想がないそうな。(いや、多分世界も最初は無かったのだとおもうが。)
30年前にアメリカでピラティスがものすごく流行ったのはNYCITYバレエのスタジオとピラティスのスタジオが同じビルの中にあったとか。NYCITYバレエと言えば、バランシン。コンテンポラリーバレエの先駆者である。彼の振りは古典バレエの概念を覆し、周囲を驚かせた。でも、古典バレエのトレーニングしか受けてないダンサーにとっては余りに過酷な振りで、怪我人が続出したらしい。ピラティスの解剖学的なトレーニングをする事によってテクニックの正確さと身体の保護の両方ができるという事で、爆発的に流行ったらしい。
日本のダンサーもやっと30年遅れて身体訓練の重要性を感じてきているという事なのではないかと思う。(日本でもバレエダンサーもコンテンポラリーができなければやっていけないという時代がやっと到来したからだ。)
しかし、習慣として「鍛えて踊る」の文化がないので、この鍛えると言うのをやらせるのが難しい。そもそもダンサーは筋トレがきらいですから。そして、バレエダンサー(中級レベル以下)は上肢の筋力が本当にない。という研究結果も面白い。踊りはけっこうできるのに、下手したら腹筋もビックリするほどない。という人実
はいます。痩せてて、身体が柔らかいうちはいいけど、ちょっと太ったりしたら、たちまち踊れなくなるパターンです。
そして、腰椎、胸椎の加齢による可動域の変化も面白い。人間いかに自己暗示(歳だから)にかかって自らダメにしているかと言う事がわかります。
「ペンシルテスト」と「エアプレインテスト」私のクラスの人は今度やってみましょうね。(これは、アメリカのパークネスセンターという大きな病院が出しているポアントを履いていいかどうかのチェックテストです。)
日本でこれ、実施したら多分ポアント履けない人続出です。(笑)
日本は幸か不幸か誰でも踊る事ができる。それだけに身体に無理のないように踊りを楽しむテクニックを身につけて欲しいなあと思う。ちゃんとやれば、身体の老化を防ぐ事も可能なのだから。(あっ、やり方によっては老化を進ませる事もできるので、要注意。独断でやるぐらいなら、多分やらない方がましです。)
うんうん、今日もとても勉強になりました。さあて、今日の夜からアウトプットしますよお。
解剖学的ダンス指導法を学び始めて、早10年。あっと言う間でしたね。身体のしくみはおもしろいです。多分人間の身体って昔から変わっていないものなのだろうけれど、自然の産物なので環境に大きく左右されるところがあります。(ストレスで、人は簡単に死んだりしますからね。)今の時代に身体をどう使うか、考えるか?ということはとても大事な事だと私は思っているので、いろんな方向からの解剖学の勉強は続けていこうと思っています。
てなわけで、今日の収穫1。
「ダンサーは身体が柔らかいの?」
概ねYESです。でも、ダンサーは踊る為に必要な部分が柔らかいだけであって、身体全部が必ずしも柔らかいわけではありません。そして、これは誰にでも言えることですが、「みんな自分の得意な部分しかストレッチしない」ということです。
耳に痛いですね。でも、怪我の防止とかを考えると、やはりトータルで身体を見なければいけない。目に見えない部分(今流行りのインナーマッスルとか身体のコアというやつですね)が鍛えられることによって驚くほど身体のパフォーマンスがあがるということはいろんなところで研究結果が報告されてます。
私のクラスにも「身体が柔らかくなりたいんです」といってダンスを習いにこられる方が多く見受けられます。でも、もったいないなあと思うのは「身体のやわらかさ=前屈ができる」という考えを持っている方が多いことです。前屈だけできても身体が柔らかいことにはなりませんし、「床に手をつける」ということだけが目的ならその人の柔軟性の得意そうなところをみて、その部分だけちょいと伸ばしてやれば、意外とあっさりできます。(でも、その人の柔軟性はぜんぜんあがっていません)
身体は個々人によってぜんぜん違うので、身体の柔らかい、堅いも一概に言えないのです。ダンサーですらそうなのです。自分の身体をよくみて、「何が得意」「何が苦手」苦手なことが得意のレベルまでできなくても、苦手をちょっと克服するだけで、得意の部分がぐんと上がるなんてのはよくある話です。
さて、ストレッチとトレーニングがごっちゃになってきたので整理。でも、これは1セットで考えないといけません。トレーニングをしないと、ストレッチも効果があがらないということです。筋肉は基本的に縮むのが仕事です。仕事をさせずに伸ばし続けていたら、伸びきったゴムみたいな筋肉になってしまいます。いい筋肉はよく縮んで、よく伸びる筋肉です。ダンストレーニングのいいところは、これを交互にやりながら、いい音楽で気分よくできるというところです。
トータルに身体を見ながら、必要な部分を鍛えていく。できることが増えれば心も変わる。心の持ち方が変わると、できることがぐんと増えていく。(これは人間マジックですね。おもしろいところです。)「音楽にのせて踊るって楽しい」そう感じてもらえるころには気がついたらやわらかくなってた。みたいなのが理想なんだけどな。長くなっちゃったので、つづきはまたの機会に。