2007/12
8

アメリカツアーより昨日帰国しました。旅日記も書こうかと思っていたのですが、やはり2作品かかえてのツアーはなんおかんのといってもけっこう大変で、さぼってしまいました。(めずらしくたいした写真もとれていません。)
いろんなことを思い出しながら、ぽちぽちまとめて書こうと思います。

N.Y.ではスタッフも多く招聘先もしっかりしているので、なかなかの好待遇。ホテルもいいホテルだったし、劇場スタッフもたくさんいて、仕事もしっかりしてくれるので、私たちはけっこうパフォーマンスに集中することができました。
けっこうおもしろかったのが、スクールプログラム。現地の高校生200人のためにわざわざ朝の11時から「SHIP IN A VIEW」を全編やったのです。いや~朝なんであんまり身体はうごかなかったけど、地元の高校生たちの反応にいつもの舞台では感じられない体験ができました。
なんでも、舞台など観たこともない普通の高校生たちです。見方をわきまえていないだけに、その前のBAMの観客とはえらく違う反応です。(BAMに来るお客さんは、大人な方たちが多く、見方をわきまえているというか、礼儀正しいというか…)かたや、高校生たちはガムくちゃくちゃしながら見てるは、舞台でおこることに一喜一憂。うけるところもぜんぜん違います。「あれ、そこ笑うとこじゃないけど…」みたいなところで、ひどく受けていたり、歓声あげたり、舞台にむかって手をふってきたり、「いったい何のコンサートに来ているつもりなのだ」という感じでしたが、興味深かったのは、後半はみんな舞台に集中して見入っていたのと、カーテンコールの歓声には驚きました。「あれ、けっこう楽しんでたんだ」とちょっと肩透かしをくらった感じでした。

そして、場所が変わってフィラデルフィア。こちらの演目は「3人姉妹」椅子やら小道具やらを手持ちでかかえて、電車で6人ほそぼそと移動します。経費節約のため、鈍行列車に乗り換えまでついている電車の旅。他の旅行者とは比べ物にならないほどの大荷物です。乗り換えで階段の上り下りなんざあ、しゃれにならないくらい大変です。唯一の男手のボスは持ちやすいスーツケースを2つほどもってとっとと先に行ってしまいます。小さな女の子たちが、カタツムリのように椅子を抱えてスーツケースをごろごろ引っ張りながら歩くのは荷物が歩いているようで、笑えます。(宮崎駿のアニメにでてきそうな荷物のお化けみたいです。)エスカレーターに乗るのも一苦労。これで、移動が遅いなどといわれた日にゃあ「うきき~!!」と目も釣りあがろうというものです。
雪の降る中、いきなりVIP待遇から旅芸人へと様変わりです。ついたホテルは少々ランク落ちはするものの普通のホテル。
が、しかし、3人姉妹1つの部屋なのはいいのですが、ベットが2つしかない…。「エキストラベットも入れてもらえないんだ…」と身の上の不幸を嘆いても仕方がないので、2つのベットを1つにくっつけて、3人「コ」の字になって眠ることになりました。部室みたいな部屋姉妹度が日に日に増していく私たちです。
劇場はこぎれいないい劇場です。劇場入り口にてでもきちんとした劇場だと、ある程度体裁を整えねばなりません。多目的ホールみたいなところで、簡易な自主公演のはずが、いきなりフェスティバルの演目に含まれてちゃんとした劇場で上演することになってしまいました。私たちはいいのですが、大変なのは照明の関根さん。たいした準備もしてきていないのに、時間内でちゃんとした照明を作ってくれました。本当はすごく大変だろうに、「あ~ら、大変」とかいいながらにこにことやってくれるあたりは、私が母とあがめるゆえんでもあります。

そんなこんなの「3人姉妹」も無事好評のうちに終わり観に来ていたトロントのプロデューサーが「ぜひトロントで3人姉妹を!!」とかなり乗り気です。いくつかまた公演の話も持ち上がってきました。
結構公演回数も多いし、人気の「3人姉妹」なのですが、なかなかVIP待遇が受けられないのはなぜでしょう。まあ、ここまでくれば、何も怖いものはありませんが、私がやっているうちにぜひVIP待遇のフェスティバルにでもよんでいただきたいものです。

というわけで、昨日帰国しました。
思っていたより疲れていたみたいで、22:00前には眠ってしまいました。家の布団で寝られるのはうれしいことです。加えて昨日は何はともあれ白いご飯が食べたくて、家に帰るやいなやまっさきにご飯を炊きました。おかずは行く前に作って冷凍していったキャベツとさけのクリームシチュー。十分です。料理がとくにうまいわけではありませんが、家で食べるご飯が一番おいしいと感じる今日このごろです。

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