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2006

昨日、小池さんの授業のデモンストレーションで、某美術大学へ行った。
ここへ来るのは今年で3回目。生徒は毎年変わるので、クラスの雰囲気もその時によって違う。
小池さん自身がもう長い事ここで教えているので、生徒の中にはうちの舞台を観た事がある人もいるようだ。
知っているという事は心に安心感を生む。
逆をいえば、知らないものに触れるという事はとても勇気のいる事なのだろうと思う。
何故なら初年度が殆んど舞台やダンスなど観た事がないという生徒ばかりだった。そこへ来て、目の前でがんがん踊られたら、口開けぽかん状態は無理もない話だが、私にとっても衝撃的な事だった。
だって、普段は少なくともチケットを買って舞台を観るぞという心持ちの観客を相手にしている。
しかし、彼等にしてみれば、大学に授業を受けにきたら教室がいきなり舞台と化して踊っている人がいる。
そりゃあ反応に困るよね。でもだんだんこの授業も先輩たちから「あのゼミはね…」なんて風に噂でも聞いているようで、みんな落ち着いている。
終わって「ありがとうございました。」という普通の対応も何か新鮮。初年度はまるで人を化け物のような目つきで眺め、近付こうとすると逃げるように帰っていく子が多かったのとは対照的だ。
そういえば、私が子どものころ、欧米人や黒人を見掛けると「外人だ〜!」と言って意味もなく逃げていたことがある。今時の子でそんな子は見掛けない。知識や経験があるとないとでは大きな差だ。うん、きっと世の中には私の知らない事がたくさんあるだろう。
経験豊かな人になりたいものだ。

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