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2005

 パブリックシアターでNoism05「Triple Bill」の公演を見た。
3人の振付家がnoism05にそれぞれ作品を作ったものいだ。
3つともぜんぜん違うタイプの作品だったので、バラエティに富んでいておもしろかった。(まあ、作品なので当然好みはあると思いますが。)なんかいろんなことを考えながら見ていた。

1)アレッシオ・シルヴェストリン作品
コンテンポラリーバレエという感じだろうか。ダンサーももちろんテクニックがあるので、十分に踊れているのだけれど、何かおもしろみを感じなかった。「青ひげ公の城」をモチーフにしているのか?日本語で語られている言葉も、なんか作品を観る助けにはならなかった。
照明が暗すぎて誰が誰だかわからなかったので、人を見たい私の欲求が満たされなかったから、受け入れづらかっただけかもしれないけれど。

2)黒田育代作品
生演奏ということもあるが、心臓をどんどんと打ち抜くようなインパクトのある音楽。執拗なまでに繰り返される動き。生っぽい作品だ。反復動きの中から人間がにゅるりとでてくるような生々しさ。なんとなくピナバウシュを観たときの残酷さに似ている。
最初から最後までひたすら踊り続ける男(なんとなく、初めてボレロを見たときのような死の恐怖を彷彿とさせる)
彼女の動きは日本人の身体にあっているような気がした。
まあ、これは前の作品との比較になってしまうが、前者は英語のうまい日本人のように感じてしまうのだな。言葉の意味はわかるけど、母国語からでてくる、その言葉のリアリティが感じられない。
そういう意味でこの作品は日本人が踊っているところのよさがでていたような気がする。

3)近藤良平作品
待ってましたといわんばかりの近藤節で舞台は始まる。
コミック調の楽しい作品。みんな、すっかり近藤節を遊んでいるような自由さ。わがままな感想だが、あまりにすっぽりはまっていて、少々物足りなかった。
私は良平さんのファンなので、作品をみる時ついつい「ありえないこんなこと」みたいな表現を期待してしまう。う〜んなんというか、初めて香港で香港コーヒーを飲んだ時のような(こいつ、コーヒーのくせにこの味はありえない!)みたいな驚き。
でも、やっとここまできて、ダンサー一人一人が見えてきた。
ダンサーがみんなきれいな人だからだろうか、もうちょっとアクのある「おまえ、本当にダンサーか?!」みたいなきったない人とかがいるとおもしろいのかなあ?とかいろいろ思った。(ああ、観客ってなんてわがままなんでしょう)

17時に始まって、19:30までかなりたっぷりなボリュームのある公演でした。

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